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中田 正美; 正木 信行; 佐伯 正克; 佐川 千明; 荒殿 保幸; 遠藤 和豊*
Hyperfine Interactions, 92, p.1183 - 1188, 1994/00
被引用回数:1 パーセンタイル:11.32(Physics, Atomic, Molecular & Chemical)事象のもつ特性、すなわち発生からの時間、発生する線のエネルギー、線源との相対速度、等、ごとに事象の数を分類記録するシステムを開発した。今回は2つのアナログ・ディジタル・コンバータを用い、発生からの時間と相対速度及び事象の数の三次元マップ系により、Coでラベルしたテルル酸コバルト結晶中で生成する、鉄のII価とIII価の時間変化の測定に応用した。システムの時間分解能は3.9nsと良い値を得た。用いたテルル酸コバルトについてはFeのメスバウア準位の寿命(約100ns)内では、Fe(II)とFe(III)の相対比に変化は認められなかった。これはテルル酸コバルトの結晶形によるものと結論した。しかし、開発したシステムはデータ処理を柔軟に行うことが出来、今後の研究に大いに役立つであろうことが実証された。
佐伯 正克; 中田 正美; 正木 信行; 吉田 善行; 遠藤 和豊*; 薬袋 佳孝*; 山下 利之; 武藤 博; 間柄 正明
Hyperfine Interactions, 92, p.1177 - 1181, 1994/00
被引用回数:7 パーセンタイル:48.79(Physics, Atomic, Molecular & Chemical)Np-237の発光メスバウア分光法に時間分割法を応用することの出来るクライオスタットを設計開発した。その性能は設計通り、到達温度6K以下、液体He保持時間24時間以上を達成した。さらに、14.4keVの線が合計4mm厚のBe窓を通して測定出来ることを確認した。このクライオスタットを用いて、Co-57凍結溶液による予備実験を行った。少なくとも、5.5Kにおいては、Fe(III)に由来する異常原子価状態が存在することを確認したが、Fe(II)とFe(III)の相対比は5.5Kから150Kの間でほぼ一定であった。
佐藤 琢真*; 石下 貴代美*; 片田 元己*; 佐野 博敏*; 荒殿 保幸; 佐川 千明; 佐伯 正克
Chemistry Letters, 1991, p.403 - 406, 1991/00
Coで標識した鉄-コバルト錯体CoFeO(CHICO)・(HO)とCoFeO(CHBrCO)・(HO)内でCoのEC壊変で生成したFeの錯体内での原子価状態を発光メスバウア分光法により調べた。その結果、各々の錯体のスペクトルは、対応する鉄三核錯体FeO(CHICO)・(HO)及びFeO(CHBrCO)・(HO)と同様なスペクトルを示した。これらのことから、いずれの鉄コバルト錯体でもEC壊変後のFeは、鉄三核錯体と同様な原子価状態にあることがわかった。